当院では、MRIを2台稼働させていますので、脳外科専門領域に関しては即日検査を実施し、速やかな診断、治療、他院紹介など患者さまには時間的な治療開始のロスを少なくするように努めています。
脳外科疾患は、治療開始時期が予後を大きく変えることがまれではありません。
脳外科領域の撮影は、ほぼ即日検査を達成いたしています。
およその検査時間は約15分です。
MRI検査とは、磁気共鳴画像撮影検査のことで、強い電磁波を当てることで、体内の水分を共鳴させて発生する信号により、脳の断面の撮影をします。
聞き慣れない言葉ですが、主に以下のような撮像の処理により、病変をより検索しやすくします。
T1:脳の形態評価に使用する検査法
T2:脳の病変評価に使用する検査法
FLAIR:T1+T2で、より病変を強調表現可能な検査法
DWI:超早期の脳梗塞の検索に使用する検査法
MRA検査とは、先ほどの画像を用いて血管、特に脳動脈の血管を立体画像処理し、血管の狭窄や動脈瘤などの病変を検索する検査です。